ダイレクトボンディング、コンポジットレジン修復ー武蔵小金井・東小金井・国立の歯科・歯医者
2017年5月14日
※虫歯治療の症例。保険適用。期間の経過とともに変色するリスクがあります。
定期健診で歯科医院を来院した患者さま、自覚症状はありませんが、よく見ると、歯の中が黒くなっているところがありました。
歯の表面は「エナメル質」といい、その中には「象牙質」と呼ばれる組織があります。エナメル質は人間の身体の中で最も硬い組織ですが、内側にある象牙質は比較的柔らかい組織です。
歯と歯の境い目から虫歯になったり、歯にミクロの亀裂が入ったりすると、硬いエナメル質は残り、中の象牙質から虫歯が広がることがあり、このような場合にはBeforeの写真のように、表面のエナメル質の透明度が増して、その中の象牙質が黒くなっているように見えることがあります。
患者さんのできる限り健康な歯を削りたくないとのことで、虫歯の部分のみ削り、特殊な道具を使い、コンポジットレジン(歯科用プラスティック)を詰めていくダイレクトボンディングという方法で治療を行いました。
このように限られたサイズの虫歯であれば、虫歯の部分のみ削り、綺麗に直すことも可能です。
歯磨きをする時に、光などで照らして、歯をよく見てください。そして、気になる部分がありましたら、健診にいらしてください。